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岬町の南蛮屋は、茂原から行って道路の左側、ちょっと読みにくい看板が掛かっていますがすぐ判ります。倉庫代わり?のコンテナの前に車をとめると、向かいに作業場(二階は倉庫か)があり、そこでおじいさん(ごめん)が、古い洋風の机をばらして紙ヤスリで磨いていました。聞いたところ、仕入れた机を分解し、ニス等後から塗られた塗料を削り取り、磨き直し、壊れた部分は補修して、木地を生かした元の状態にもどす作業とのこと。仕入れた状態では、真っ黒だそうでどんなものか磨いてみないと判らないとのこと。
正面の洋館風の建物が南蛮屋の店。庭もなかなかしゃれています。私が思っている骨董屋の古色然とした店構えとはかなり違う。
中は、やや暗いですが広く、大変よく整っていて、一見博物館の感あり。南蛮館という名だけあって、欧州のアンティークが多い。古いレコードプレーヤ、ランプ、掛け時計、ガラス製品、机、テーブル、椅子、引き出し、ライティングデスク、ドアのノブ、等が多いですが、扇風機(懐かしのGEマーク)、電話機、ステッキ?、東洋の皿、壷、掛け軸、屏風、等も少々あり。陶器は最近あまり扱っていないとのこと。品物の値段は高いですが、正札はあってないようなもの?
気難しげな主人が一人、聞いてもあまり教えてはくれない。ポンドを持って自分で年に何回か買い出しに出る、買ったものを陳列しているとのこと。自称、遊び人。客は約一時間に二組ほど。
私は、あの壁の皿が気に入った。上から2段目、右から3個目。もう少し通ってみようと思います。どうも、後から思うに同業と間違われたかも?
平成8年8月訪問
南蛮館(あれっ、屋じゃなくて館だったm(_ _)m)
0470-87-7100
千葉県夷隅郡岬町和泉2233